皆、笑顔に溢れ元気です! ~コロナ禍でも笑顔に溢れる外国人介護技能実習生を迎えました~

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私たち「介護施設協同組合」は、医療・介護事業者で構成された介護専門の監理団体にて、介護技能実習生の受入・教育では、日本のトップリーダーです。コロナ感染が拡大する中で翻弄されている実習生の受入、実習生の入国後の生活をご紹介します。

2020年11月19日
8ヵ月ぶりに、ベトナムから1名、インドネシアから11名の介護技能実習生が
無事に入国してきました!!

実習生は出国前72時間以内に、新型コロナウイルスのPCR検査を受け、陰性確認をしてから出国します。
成田空港に到着後も、感染者数の多い国からの実習生は空港でPCR検査を受け、
陰性を確認してから出てきます。
到着後出てきたのは3~4時間後…。
その後貸し切りバスで長野県小諸市に向かいます。
研修センターに到着後は、全ての荷物にアルコールを噴霧して各個室へ。
各部屋には、お弁当と1週間分の朝食、夕食用の食材が用意されています。
今日から朝、夕の検温と、お昼にはお弁当を届けてもらって15泊16日間個室で過ごします。

2020年3月に新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、技能実習生の入国が停止になりました。
いつ入国できるかわからない状態で、不安を抱えながら入国を待っていた実習生たち。
そして、実習生を心待ちにしていた先生たち。
自然と笑顔があふれてきます。
翌朝 全員元気にベランダから手を振ってくれました。いよいよ研修開始です!
個室隔離期間中は、毎朝ベランダでラジオ体操。
初めての外国、初めての日本。
シャワーの使い方が分からない、洗濯ものが飛んで行った、この食べ物は何?など、
いろいろなハプニングも起こります。
朝夕の検温、各部屋へお弁当の配布、ハプニングの対応に先生たちは大忙しです。
でも、やっと入ってきた実習生に、先生たちの指導にも力が入ります。

写真左:
授業は個室隔離期間もオンラインで行います。
各部屋にはWifiとタブレットが備わっています。

写真右
実習生のために、地元の方、全国からたくさんの寄付が届きました。
この日は、地元の方からたくさんの白菜をいただき、実習生たちに配りました。
『先生、白菜って何ですか?』『どのように食べますか?』
日本に来て、はじめての食べ物もたくさんあります。
買い物に出られない実習生たちの生活に必要なものは、先生にlineで注文をして買ってきてもらいます。

写真左:
全員元気で、15泊16日の隔離期間を終えて集団講習へ移行。
みんなで授業が受けられることがとても幸せに感じます。
この日は消防署から救命士の方々が来てくれました。
入国後講習中には、救急救命講習も受け、修了証がもらえます。

写真右:
これからは自分の買い物は自分でします。
初めて行くスーパーには、見たことがないものもたくさん。
先生に買い物の仕方、節約の仕方などを教えてもらいながら、楽しく買い物をしました。


1月15日、閉講式。
新型コロナウイルス感染症の流行により、入国時期が不確定となり、不安な日々を過ごしていた実習生たち。
長野で約2か月間の入国後講習を終えて、介護職員初任者研修の修了証を手に全国へ巣立っていきました。

12月4日にインドネシア16名、フィリピン2名が入国しましたが、
再び12月28日からインドネシア、フィリピンの入国制限がかかると発表されました。
少しでも多くの実習生を入国をさせてあげるために、国内外のスタッフが協力し、 12月20日にフィリピン2名、インドネシア17名が入国。
1月7日にベトナムも入国制限になるというニュースが入り、急遽1月8日にベトナムから6名、1月11日にベトナムから2名が入国してきました。
1月13日には、1月14日からの入国制限(ビザ発行済みの場合も1月21日)が発表され、現在は再び実習生は入国できない状態になってしまいました。

まだ100名の実習生が入国を待っています。
少しでも早く、新型コロナウイルスの感染拡大が収まることを祈っています。
そして母国で待っている実習生が早く入国再開ができますように。

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